日記

映画、読書、人形

2021/10/26

昨日給料出る。すぐさま、注文しておいた奢灞都館の本の代金を振り込み、その内の一冊アンドレ・ピエール・ド・マンディアルグ「1914年の夜」(アルフォンス・イノウエ装)届く。桃色に踊る唐草模様のうつくしい角背の上製製本、背継装、本文の印刷に使われている紙は灰色の上質紙。素晴らしいの一言也。ほかの本の待ち遠しきことこの上なし。

 

横浜の紀伊国屋書店までおもむき、橋本治「人工島戦記 あるいは、ふしぎとぼくらはなにをしたらよいのかのこども百科」、金子邦彦「普遍生物学」、小田部胤久「美学」など購う。大きい買い物。

 

 

2021/10/22

さしたることなし。

 

昨晩、酔った勢いで荒俣宏「世界大博物図鑑 別巻2 水生・無脊椎動物」注文す。やってしまった。

 

ちかいうち、銅版画を始めてみたいとも思う。かねてより、同人誌をつくり、自分の望む、もっともも美しいと思う装丁を自ら手掛けたいと思う故なり。しかしまだ技術が無い、知識が無い。表や見返しにどのような絵を飾るか、製本はフランス装がよい……などつらつら。やはりその絵も、自分で描きたい、銅版画はとくに魅力的だ。

 

来週月曜日、ついに給料が出るので奢灞都館より出版せらる

  • 一九一四年の夜 : アール・ヌーボー調  
  • ベル・フィーユ―アルフォンス・イノウエ銅版画集
  • 黄昏のウィーン

を注文す。このように一度に奢灞都館のまことに壮美な書物を手に入れられる幸福。

 

娘の写真、念のためスマートフォンだけでなくPCのOnedriveにもバックアップ取る。作業中みつけた一枚、心打つ。初めて金沢へともに旅行に行ったとき。

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金沢にて



 

 

2021/10/19

ジョナサン・キャロル「木でできた海」届く。今度こそ氏の邦訳全て揃えたり。

 

今週は終いまで在宅勤務。仕事をしつつAmazonプライムキューブリック監督の「フルメタル・ジャケット」鑑賞。狂う前の微笑みデブのすばらしさ。

 

キャビネットとハンガーラックの位置入れ替える。空調機働かせるときその風が彼女に直接あたりはなはだ見苦しきこといとすさまじ。また上段から中段へと降ろす。

 

佐々木敦「あなたはこの文章を読んでいる」のマリー・ロール・ライアン「可能世界・人工知能・物語理論」のくだり読み終える。TAWとTRWの区別、メタフィクションのもつ問題性をようやく理解す。道遠し。

 

 

2021/10/13

2021/10/11

 

出勤と帰宅の道中佐々木敦「あなたは今、この文章を読んでいる『パラフィクションの誕生」を読み進める。TRWの定義よくわからぬ。テクストそのものという理解でよいのか。渡部直己の文章はなはだみにくし。

携帯ショップで起動しなくなったスマートフォンの交換申請し、駅の窓口で、先週網棚に忘れたトランクを着払いで送ってもらうよう頼む。喜多方ラーメン喰ったのち帰宅。八時過ぎ。疲れた。なにか急な用事を済ませようとするとほとんど自由な時間が無くなるのはつらい。

 

ジョナサン・キャロル「蜂の巣にキス」(浅羽莢子訳、創元推理文庫)届く。これで彼の邦訳作品はすべて揃えられた。